塗り替え時期
外壁塗装は10年~15年周期で行うことが一般的です。
塗料の寿命を考慮したうえでこの周期で行うことがいいと言われていますが、劣化が深刻化してしまう前に外壁塗装を行うことによって補修作業が少なくなるのでコストを抑えることができます。
また、外壁塗装を行う基準はさまざまですが、劣化症状から判断することもあります。
外壁を触ったときに粉がつくチョーキング現象やひび割れなどが症状として挙げられます。
適切な時期
塗料の性能の向上に伴って、どの季節に行っても問題はありません。
しかし、外壁塗装では塗料を乾燥させる時間が必要なので、塗料を塗ってから一定の時間を置く工程が生じます。
そのため、結露が発生しやすい地域や湿気が多い場所では塗料が乾きづらくなってしまうため、作業を行う時期を検討する必要があります。
また、鉄板や屋根の塗装をする際には、結露があると塗料が密着しにくくなってしまうため、屋内外の温度差が激しくなる1月~3月中旬までは避けることをおすすめします。
屋根工事
弊社では屋根を丸ごと新しくする葺き替え工事やカバー工法を行っています。
カバー工法
カバー工法とは、現在の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせてカバーする工法のことです。
古い屋根を剥がして処分する際の手間や費用がかからないので、工事期間と費用を抑えることができます。
一般的な住宅ではストレート屋根の上から軽い金属屋根をかぶせる工事が多く行われていますが、既存の屋根材を撤去して新たに屋根材を葺くため、手間やコスト高になってしまいます。
また、屋根材にアスベストが含まれているものの場合、廃材処理費が高額になるので、さらなるコスト高につながります。
カバー工法のデメリットは重量が加算され、耐震性に多少影響を与える可能性がある、古すぎる屋根には施工できないという点が挙げられます。
カバー工法に適さない屋根
・瓦屋根
屋根面がフラットな状態であることがカバー工法の条件の一つになります。
そのため、瓦屋根のように波立っている形状の場合にはカバー工法が行えません。
瓦屋根は重いので、荷重を付加するカバー工法が適しません。
・古いトタン屋根
技術的に金属屋根にカバー工法を行うことは可能ですが、古いトタン屋根の場合には屋根の下地である野地板が傷んでいることが多いので、カバー工法を行いたくても行えないことがほとんどです。